初めて土木の道に来たので、三脚や機械の用途、計算、土木に関する知識はゼロからのスタートでした。

 学校では初めに測量のやり方や計算の仕方を教わりました。測量機械を水平に設置したり、遠くの数字をよむことは困難でした。計算などの理屈はわかっていても、測定した数値が間違っていることが多かったので入学当初はダメダメでしたが後期は間違えることも少なくなり精度も上がっていきました。

製図は細かい作業ばかりで嫌いでしたが完成が見えてくると楽しくなりました。そのおかげで少しは図面のみかたなども分かった気がします。

水理学、力学、設計、土質学の座学は聞いたことのない単語など言われ困惑していました。学んでいくにつれ分かるようになり、土木の基礎を学べた気がします。座学をしていくうちに構造などが分かり、橋や大きな道路を造りたいと思いました。

 学校の行事の球技大会や学校祭、予選会は他クラスの人とも話せて交流できとても楽しかったです。ボーリングが下手すぎてショックでした。

 専門学校で取る資格の2級施工管理の集中講座が約1週間ありました。過去問を10年分やるのですが、なかなか合格ラインに届かず焦っていました。下宿に帰りこつこつ勉強するとほぼ全部解けるくらいまでなり、無事2級施工管理は合格出来ました。しかし、もう一つ個人で受けた技術士の試験は落ちてしまったので、近いうちにもう一度挑戦しようと思いす。計理士は勉強する時間がなく受けていないので来年くらいに受けてみようと思っています。

 下宿の周りは何もなく少し不便も多々ありました。休みの日などは、友達と小樽など行ったり、街に行き遊んだり、いろいろな温泉にも入りにいきとても有意義な時間でした。

 そして先週卒業することが出来ました。テストは赤点を取ることなく終えられたので良かったです。また、技術士を取るという目標も出来、4月からの現場では新たな知識を学び今後に役立てていけるように頑張っていきたいと思います。この一年でたくさんのことを学べて充実した一年となりました。